「ねむりひめ 世界傑作絵本シリーズ」 グリム作 フェリクス・ホフマン絵(福音館書店)
立春もすぎて、いよいよ春に向かっていますね。
まちの色合いも明るくなって、うきうきしてきます。
今回は女の子に人気のおはなしです。
じつはグリム童話で読んだので、絵本ではなかったのですが、このたび絵本をみに行ってみると、きれいな絵本が何種類もありました。
ディズニーがアニメーション映画にもしています(1960年ごろ。現在はディズニー・キッズというこちらのサイト上で、おはなしを見ることもできます♪ https://kids.disney.co.jp/special/disney_princess/storybook.html)。
ともあれ、グリム版の文章だけでも、森の中のお城に住み、魔法使いやシャンデリア、ドレスに囲まれたお姫さまの世界は、あこがれるには十分でした。
日本の昔ばなしも面白いですが、おじいさんとおばあさん、なんとか太郎が多いので、「王子様かっこいいよね~」という会話になかなかなりません。
時代によって子ども向けの読み物もうつりかわりますが、登場人物の生き方を通して、子ども自身がその考えや夢を広げ、深めていけるのは、長く愛されてきた名作ならではの豊かさじゃないでしょうか。
一流画家の描く新作も多く出ていますので、子どもと一緒に見比べるのも面白いかもしれません。
みなさんは昔、どのヒーロー、ヒロインにあこがれましたか?
(ピーター・パンとナウシカに憧れた、木綿子)