8月28日のボランティア状況の報告です。具体的なことがあらかじめ分かっていると、初めての方でも参加しやすいと思いますので、どうぞ参考にしてください。

安佐南総合福祉センター、ボランティアの受け付けは9時からですが、8時半頃行ったときには、既に長い列ができていました。特に今日は多いようで、学生さんのボランティア姿も目立ちました。一緒に並んでいた団体は経済大学の野球部の学生さんたちで、100人体勢で来たそうです。私たちのチームにも一人、この学生さんがいて、力仕事にあたって、とても頼りになりました。

12人ずつのチームに分かれて、行き先を振り分けられます。私たちのチームは、民家になだれ込んだ土砂を土嚢に詰めて外に出す作業を主にしました。

福祉センターで受け付けを済ませて並んで送迎バスの順番を待ち・・結構時間がかかります。私たちが現場に着いたのは11時前ごろだったと思います。

もちろんひとりで参加するのもいいですし、今日みたいに何人かで参加すれば同じチームで働けるので、仕事もやりやすいかもしれないし、女性は心強いかもしれません。もちろん力仕事が多いのですが、女性の手でも手伝えることがたくさんあると感じました。

お昼休憩をはさんで、午後3時には作業を終了することになっています。近くの梅林小学校では、たくさんの方が避難してきていました。

事前説明では、ボランティアの人は小学校でお昼休憩をしてくださいとのことでしたが、小学校は避難住民の滞在している場所であるので、校庭等でお昼をとるといいです。小学校には仮設のトイレもあります。

八木地区の現場は、本当に傷跡生々しく、細い生活道路に大きな重機が入れないほど泥が積もって、ぬかるみがあり、片づけには人の手が必要です。

ボランティアに行って現地で手伝える時間は1日の内3,4時間だと思いますが、それでも、少しではありますが、まだまだ必要だと思いました。

福祉センターと八木の最寄りのステーションである庄原産直まで送迎バスがボランティアの人を運びます。現場の方が自宅が近い人は、庄原産直で解散後、そのまま帰ることができます。

福祉センターでは、ボランティア受付の一連の流れに時間がかかり、待ち時間をもったいないとも思いましたが、実際には民家に入っての手伝いなどを考えると名前などの記載がやはりあった方がいいだろうし、大勢のいろんな人が来られるので、安全確保にも気を配ル必要もあると思いました。

ボランティアの人のための飲料水やマスクや軍手やタオル、携帯トイレなども用意されていて、最初は親切すぎると思ったのですが、炎天下で作業する時には、自前の水では足りないだろうし、万が一何か必要になった時のための備えがあるのは、事故防止としても必要なのだと感じました。

本当に土砂の片づけにも、まだまだ時間がかかると思います。

消防や警察や自衛隊の方々も、連日大勢いらっしゃいます。

行方不明の方々が早く見つかり、そして、被災された方の不安や悲しみが少しでも癒えてゆくことを祈るばかりです。次の休みにはまた行く予定です。



9月11日のボランティア状況です。今回も八木地区に行きました。9月に入って、福祉センターでの受付が午前7時半から始まり、またボランティアセンターの人たちも、手際よく誘導を進めて、速やかに手続き等が行われました。

 今回は梅林小学校の近くの地域の駐車場に流れ込んだ土砂を皆で土嚢に詰める作業でした。12人人チームなのですが、5チーム、総勢60名ほどが一緒に作業に当たりました。流れ込んだ土砂は、乾くとタイルのように剥がれてきます。そうしたかけらを手で土嚢に詰めたり、スコップで詰めたり…。今日は天気が良く暑かったので、こまめに水分補給をしながらの作業でした。

 県外からのボランティアさんも何人かいらっしゃいました。神奈川から来ている大学生は、1週間の予定で来ていて、今日は5日目だということです。東広島におばあちゃんがいるので、そこに泊まって通っているそうです。また、緑井地区で、自宅の近くにも被害があった方もいらっしゃいました。会社勤めで、何もできず、帰るたびにボランティアがきれいにしてゆくのを見て、今日は休みをとって参加したということでした。

 本当にどれほどの土砂が積もっただろうと、改めて大変さを感じました。夏休み後の授業も始まり、だんだんと道路や路地が片付いていますが、少し山手はまだまだ入れないところがたくさんあります。これからもまだまだ人の手は必要だと思います。今日のように晴れた日には、山も美しく、また以前のような自然豊かで美しい地域に戻りますように、と改めて願う想いです。